上海蟹が売ってる!?「アメ横センタービル・地下食品街」へ行ってみた

投稿日:12月 28, 2019 更新日:

地下食品街_魚

「塩かずのこー、3パックで1000円1000円1000円……お兄さん、今ならもう1パック付けて1000円」

 2019年も暮れ。今年も“アメ横ショッピング”の季節がやってきた。正月の食材が安く買えるため、年末のアメ横はいつも大賑わい。大晦日になると必ずと言って良いほどニュースで取り上げられ、「アメ横の“閉店しない”閉店セールの謎」みたいな特集はもはや風物詩、見飽きるくらいだ。

 元々闇市に由来するアメ横商店街だが、今やそんなディープさは影を潜めて、せいぜい“ほのぼのした混沌”を楽しめる程度である。しかしそんなゆるいムードとは裏腹に、今なおディープな体験ができるスポットが残っている。そこは中国・タイ・ベトナムなどのアジア系食品がひしめく、さながら東南アジアのマーケット……アメ横センタービル・地下食品街だ。

アジアの言葉が飛び交い……気分は海外旅行

アメ横_センタービル

アメ横のほぼ中間点にある「アメ横センタービル」

 アメ横センタービルは1980年代の再開発に伴い建設された、アメ横の象徴とも言えるショッピングモール。問題のディープスポットは同ビルの地下商店街にある。

アメ横_地下食品街

アジア系の食料品店舗がひしめく

 階段を降りて地下商店街に入ると早速、狭い通路にアジアンな店舗がひしめく異空間が飛び込んできた。しかも、この一帯で飛び交うのは中国語・ベトナム語など、アジアの言葉ばかり……日本語が全くと言って良いほど聞こえてこない。かろうじて冷やかしに来た熟年夫婦の「……へえ、すごいね」という引いた会話が耳に入るくらいだ。

 東京都のド真ん中にある地下食品街なのに、完全に観光客ポジションの日本人。そう、ここは日本ではない。アメ横国センタービル州・地下食品街なのである。

今が旬!格安で上海蟹が手に入る

地下食品街_鯉

魚屋では鯉の量り売りが。いきなりステーキならぬ、いきなりコイキング

 地下食品街の代名詞とも言えるのが、エスニックな魚介・精肉店の数々。魚屋のショーケースには生きたスッポンや見たことのない海鮮食材、精肉店ではカエル肉や豚足はもちろんのこと、丸々切り落とされた豚の頭など、普段ではお目にかかることのない部位がずらりと並んでいる。特に豚肉が豊富。

 将来、豚骨ラーメンを自作したくなったらここに足を運ぼうと思っている。豚の頭って食べれるんだね……

アメ横_スッポン_上海蟹

活きたすっぽんがズラリと並ぶ魚屋。この時期は上海蟹も大量に入る

 毎年11月-2月ごろには旬の上海蟹が大量に入ってくるため、この時期の食品街は大賑わいだ。小さいものでは500円、特大のものでも3000円程度で上海蟹が手に入る隠れたお得スポットである。というか、日本で有数の"上海蟹が売っている場所"。因みに2年ほど前までは生きたまま上海蟹を販売していたが、外来生物法違反で検挙されたことをきっかけに、今はその場で冷凍処理して提供しているそう。

現地感溢れるお店の数々

地下食品街_青果

果物がずらりと並ぶ青果店

 もちろん、青果や調味料・スパイスも充実している。アジア系の食材なら、ここに来れば一通り手に入るのではないだろうか。ただし勿論、基本はタイ語など現地表記。注文するときにウッカリ「This One Please」なんて、“海外旅行で英語が話せない日本人のお決まりフレーズ”が飛び出してしまいそう。オールドココナッツなんてものも扱っているので、ココナッツミルクを飲みながらアメ横を散策すれば周りのボーイ&ガールズと差をつけられるぞ。

地下食品街はアジア料理のオアシスだった

地下食品街_スパイス

地下食品街のスパイス専門店はエスニック料理家の定番スポット

 ワンフロアに敷き詰められたアジアンな食品屋を眺めていると、さながら海外旅行で市場に立ち寄った時と同じ高揚感が襲ってくる。普段、日本のスーパーでは手に入らない希少な食材もお手頃価格で販売されているため、本格的なアジア料理にチャレンジしてみたいそこの貴方。是非足を運んでみてはいかがだろう。

<TEXT/お雑煮>

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