カンボジアで働く幼稚園教諭のリアル。コロナ禍でオンライン保育も?

投稿日:8月 23, 2020 更新日:

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トゥクトゥクドライバーリック

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ー連載:トゥクトゥクドライバー・リックの『カンボジア好日』

今回は、カンボジアに暮らす人にインタビューをしてみました!

1人目は、カンボジアの首都プノンペンの私立幼稚園で、英語教師をしている女性プラッチさんにお話を聞きました。

英語の授業もある!カンボジアの幼稚園事情

プラッチさんの働く幼稚園

プラッチさんは大学時代には英語を専攻し、2012年に私立幼稚園に就職しました。幼稚園では保育の一環として英語の授業があります。子供達は、先生が英語で指示した量のお水とジュースの素をコップに注ぎ、正しく英語を聞き取れてきたらおいしいジュースを、反対に間違って聞き取っていたらおいしくないジュースをおやつに飲むことになるようです。プラッチさんは毎日、実生活の中に英語が根付いた環境で、子どもたちに体験を通して英語を教えているのです。

保護者の多くは、英語は国際的な言語であり、なるべく子供たちが低年齢のうちから英語に触れることで話したり、聞いたりすることができると考えています。そして大人になった時、語学を通じてよいお給料がもらえる仕事に就けることを望んでいます。

英語教師の勤務時間については、朝7時から夕方5時です。お昼ごはんはほとんど毎日、自宅から持参した白ご飯とおかず一品を食べています。

「良きリーダーになりたい」プラッチさんの仕事観

「人間として、教師としてよりよいリーダーになりたい」とプラッチさん

プラッチさんが、仕事をする上で大事にしていることは3つあります。1つ目は、カンボジアの国を助けるためです。内戦により芸術、教育は一旦失われてしまったからです。2つ目は、子どもたちに生きるための力を身につけさせるために、実生活に必要なことを教育を通して行うことです。3つ目は、同僚・後輩を含めた人材育成です。

いまプラッチさんたちが行っている教育を、新しく入ってきた新任の先生に1から説明して、独り立ちできるように複数人体制でクラスを見ています。プラッチさんの夢は「人間として、教師としてよりよいリーダーになること」だそうです。その夢は、幼い頃からずっと変わりはありません。

コロナ流行。オンライン保育に移行し、給料は半減……

新型コロナウイルスにより、プラッチさんの生活も大きく変わりました。教師は毎日出勤するのですが、子どもたちは登校しません。なぜなら、オンラインで保育をしているためです。

しかし、以前の半分の子どもしかオンライン授業に参加しません。初めの頃はzoomを使っていましたが、現在は学校オリジナルのアプリを使って保育をしています。先生たちは変わらず出勤、仕事をしているのにお給料は激減しました。1日も早く、子どもたちと対面して保育をすることを望んでいます。

最後に日本についてです。プラッチさんは日本が最高の教育、科学技術、真心のある助け合いの力により、国として急激な発展を遂げたことを誇りに思っているそうです。

「日本の皆さん、あなたたちはとてもカンボジア人に対して友好的ですね。日本の皆さんはカンボジア人みんなの仲間です。なぜなら、カンボジアをたくさん支援してくださったからです。これからも、よりよい発展、平和が続きますように」

ありがとうございました。

<TEXT/トゥクトゥクドライバー・リック>

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