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「フォロー・RTで100万円配ります」
今年は空前のフォロリツ元年だ。スタートトゥデイ社・前澤友作社長が1億円を100名に配るキャンペーンを行ったのを皮切りに、フォロリツを狙ったアカウントが爆増。10月には実業家・三崎優太が資産を費やして同様の企画を行い話題となった。しかしこのようなツイートが過熱する中で、一部では有名人を名乗った偽アカウントが出現したり、「フォロー・RTした人全員に100万円」など、あからさまな詐欺アカウントが増えてきた。
ここで気になるのは、どうしてこれらのアカウントは有名人を偽ったり、フォロー・RT詐欺を行ってまでフォロワーを増やそうとしているのか。ということである。実はここには、Twitterの新しい“ダークビジネス”の存在がある。
10万円で売買も。高額取引される詐欺アカウントたち

※画像はイメージです(ぱくたそより掲載)
先に結論を言うと、実はフォロワーの多いTwitterアカウントは高値で取引されている。しかも、ドメイン売買で使われるようなダークウェブではなく、ネットショッピングやフリマアプリで取引されているのだ。
実際にアカウント売買の専門サイトで検索をかけると、「Twitter 高アクティブ フォロワー2500人」「日本人 相互垢 インプレあり」などというタイトルの商材が大量に出てきた。ここでいう「高アクティブ」はアカウントの利用頻度、「インプレ」はツイートに対するフォロワーの反応を指す。これらはフォロワーが2000-3000人の規模のもので2万円前後、高額なものは5−10万円で販売されており、既に売約済みとなっているものも多数見られる。
このような売買用アカウントを増産する上で、フォロリツ企画は最も短期的・効率的な手段だ。フォロワーが集中してリツイートするため、高アクティブでインプレッションの高いアカウントを作りやすいのだ。今、Twitter上で乱立しているフォロリツ企画の殆どが、こういったアカウント売買を目的にした“詐欺企画”である。「サブ垢・捨て垢・初期垢対象外」などといった企画が多いのも、低アクティブのユーザーが多いとアカウント売却が難しくなるためだ。
もちろん、Twitter社は公式ルール上でアカウントの売買を禁止している。しかしメールアドレスのみで簡単にアカウントが作成でき、アカウント情報も簡単に変更できるため、容易に取引ができてしまうのが現状だ。