ゴーン脱出、関空はなぜ「抜け道」があるのか。空港関係者が語る真相

投稿日:1月 7, 2020 更新日:

関空_カルロスゴーン

 2019年12月31日、日産の前会長で金融商品取引法違反などの罪で保釈中のカルロス・ゴーン被告がレバノンに逃亡した。海外渡航が禁止され、パスポートが弁護士によって保管されていたなかでの脱出劇に日本中が騒然となった。

 この脱出劇にはアメリカの民間軍事会社が関与していると言われているが、経済通信のダウ・ジョーンズは1月6日、「(関西国際空港に)巨大なセキュリティーの抜け穴があったため、脱出を請け負った業者が同空港を選択した」と報道。関空に批判が集まっている。

ゴーン被告脱出、関空の「抜け穴」とは

関空_手荷物検査

 問題の「抜け穴」は、出国時に行うX線検査だ。NHKの関係者取材によれば「関空ではプライべートジェット機の場合、運航会社や機長判断でX線検査を行わない場合があった」という。また、X線検査機に入らない巨大な荷物は簡易的な検査しか行われなかったことも明らかになった。しかし驚くべきことに関空の抜け穴は、以前から空港関係者の間で知られていたのだ。

 とある空港の国際線ターミナルで勤務する関係者は、「あくまで都市伝説ですが」と前置きした上でこう話す。

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