新京成一日乗車券「さくら満開おでかけきっぷ」で新京成制覇の旅【2日目 五香~鎌ヶ谷大仏】

投稿日:7月 18, 2020 更新日:

千葉県北西部を通る新京成電鉄の一日乗車券で全駅制覇の旅・2日目!

今回は、千葉県松戸市の「五香駅」から鎌ヶ谷市「鎌ヶ谷大仏駅」を乗り降りし、各駅ごとの名所を探す。個人的に鎌ヶ谷大仏が気になるのだが、果たして大仏は存在するのか…?乞うご期待!

「五香駅」ゴリラとアーケード商店街に懐かしさを覚える街

五香駅。今日の旅はここからスタート

五香駅。素敵な香りが漂ってきそうな名前の駅だが、なんと駅から巨大なゴリラの像が見えるという珍しい駅。これはインパクト大……。

噂のゴリラの像

調べてみるとパチンコ屋「キングコング」の建物の上にあるそうだ。キングコングにちなんでいるのか、今にも飛び出してきそうな勢いだ。

駅を降りて正面に伸びるのは、かなりの長さのアーケード商店街。「サンロード五香」と看板の表示があるアーケードは、錆びてはいるものの、昭和の名残を感じさせる。アーケード商店街好きにはたまらない。

サンロード五香

老舗と思われる「大村園」や文房具の「博文堂」などは看板がレトロなので雰囲気がある。

長いアーケードを進むと、右手に新しいアーケードが見えてきた。「ひがし店舗商店街」と名乗る短いアーケードでは、周りを囲む住宅団地の客も今では少ないのだろう。

ひがし店舗商店街

商店街の裏には住宅が広がっているが、所々に残る商店が昭和の雰囲気を醸し出しており、桜ととても相性が良い。

そしてこちらのオレンジ色看板の列がとても目を引く。ユビワ、トケイ、メガネ…
個性が溢れていてとても良い。

オレンジの看板の列が印象的

桜並木がレトロな商店とマッチしていて、風情を感じる街並み。

桜が満開の商店街

 

「元山駅」自転車置き場にリノベーションされた建物とレトロ煙突

元山駅のロータリー

元山駅は、五香駅とは反対にこじんまりとした駅。

駅の周辺には小さな商店が立ち並んでいたが、気になったお店がある。それは「和宏寿司」。その看板だけが残っているが、建物の内部は自転車置き場になっている。

自転車置き場として活用されている

このリノベーションはとても良い活用方法なのではないかと思った。

自転車自体は汚れずに保管できるし、建物をそのまま再利用できる。このように自転車置き場としてリノベーションしている建物が元山には多い。

スーパー?から自転車置き場へ

そして散策していると、大きな煙突?のようなものが見えた。調べてみると、ここは陸上自衛隊松戸駐屯地のようだ。煙突の状態からしてかなり古いものと見られるため、貴重だ。

遠くからでもよくわかる煙突

 

「くぬぎ山駅」大事に保管された馬の石碑

駅前のラーメン屋

くぬぎ山駅は、地域の方の交通の便となっているのを実感する駅。一軒一軒の家の面積が広いのは、農家の名残なのかもしれない。

国道464号線に出てみると、ぽつんと建っている小屋を見つけた。かなり怪しいと思い、近づいたところ、いくつかの石碑が保管されていた。

国道に佇む石碑

日露戦争の文字や、野馬などの文字が見られることから、このあたりでは馬との縁が深いことがわかる。

調べると、鎌ヶ谷、松戸の一帯を「中野牧」と呼んでいたそうで、江戸幕府が軍馬の育成として放牧地である「小金牧」を設置したそうだ。今では想像がつきにくいが、馬は大切な存在であったことが窺える石碑だった。

また、川の名残と思われる暗渠が続いている道も気になる。

暗渠

黒い×印が印象的な「スナック セラヴィー」。スナックにも地域の特色があらわれる。

デザインが個性的

 

「北初富駅」閑静な住宅街のコンクリート工場

綺麗に改装された北初富駅

北初富駅は、最近改装されたばかりなのかとても新しい駅だった。駅周辺も閑静な住宅街という雰囲気で特に何か無さそう…でも今回の旅では、各駅事ごとの魅力を伝えることが目的であるため、かなり歩くことになった。

その中で見つけたのは、巨大なコンクリート工場?「鎌ヶ谷生コン」と書かれた文字と工場に響き渡る音が住宅街に響いていた。

 

「新鎌ヶ谷駅」様々な線路が交わるひらけた駅

様々な線が入り混じる新鎌ヶ谷駅

新鎌ヶ谷駅は、北総線、東武線、成田スカイアクセス線などが交わるため、乗り換えの人々で賑わっている駅だ。そのため、駅前には大きめのロータリーがあり、「ACROMALL」という大きなショッピングモールもある。買い物には困らなそうだ。

「ACROMALL」大きなショッピングモールが目立つ

 

「初富駅」絶賛改装中の駅と街の対比

初富(はつとみ)という地名も珍しい。実は、この地名は明治政府によって、開墾された時に手を付けた順番と縁起の良い言葉を組み合わせて作られたものだそうだ。初富は最初に開墾された土地ということになる。新京成電鉄の駅名に数字を使っているのが多いのはそういう歴史がある。

初富駅自体は、かなり近代的な駅としてリニューアルされているのだが、周りの住宅街は昭和のままであることが、対比となっていて面白い。

「鎌ヶ谷大仏」千葉の大仏はここにあり…!

鎌ヶ谷大仏。大仏は果たして存在するのか、謎に包まれた街だ。

大仏商店会の文字

駅を降りると早速、「大仏商店会」や「大仏整形外科」の文字が見える。これは期待できそう…?

少しの期待を抱きながら、歩いていると左手に見えてきたのは…

鎌ヶ谷大仏

かなり小さな大仏様。思わず見落としてしまうようなサイズだが、これが鎌ヶ谷大仏らしい。1776年に建てられた、1.8メートルの大仏は今も大事に守られている。大仏の周辺には他にも名所がたくさんあるようだ。

鎌ヶ谷大仏周辺の観光名所の案内図

地域一体となって観光地化しているのは歴史散策には有難い。

「魚文の句碑」は、松尾芭蕉に関係がある三級亭魚分が旅の途中で詠んだ句が彫られている。

魚分の句碑

また、道標も確認できることから、このあたりが鎌ヶ谷宿として栄えていた様子がわかる。

駅の近くには、「鎌ヶ谷八幡神社」がある。

鎌ヶ谷八幡神社

一見普通の神社のようだが、参道にずらっと並ぶ石碑に驚くだろう。

百庚申が並ぶ

これは、「百庚申」と呼び、江戸時代後期の信仰の石碑を感じることができる。

富士の文字がシャレている

また、境内には明治天皇に関する石碑など、貴重な石碑が数多く見られる。

石碑がこんなにも多く保管されている神社は珍しく、ひとつひとつに見入ってしまう。

また、鎌ヶ谷大仏とは反対方向の道を進むと、住宅街にひっそりと佇む「駒形大明神」と「清田家の墓地」を発見した。両方とも鎌ヶ谷市指定文化財だ。野馬を管理していた清田家の逸話が今も残っており、とても興味深い歴史だ。

今回の五香駅から鎌ヶ谷大仏駅の散策では、幕府直轄の牧であった千葉県の歴史を知ることができた。次はどんな歴史が待っているか、楽しみである。

<TEXT/明里>

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