新京成一日乗車券「さくら満開おでかけきっぷ」で新京成制覇の旅【3日目 二和向台~京成津田沼へゴール】

投稿日:7月 24, 2020 更新日:

電車の一日乗車券が好きな私は、3日間の乗り放題期間を使って全駅制覇チャンレンジをすることにした。

千葉県北西部を走る新京成電鉄と駅を支える街の魅力を発見する旅。今回は、ついに3日目!船橋市二和向台駅から、習志野市の京成津田沼駅まで散策する。

「二和向台駅」レトロ商店、自動販売機、石碑…

二和向台(ふたわむこうだい)。新京成沿いの地名では、数字を使った地名が多いという話を前回の記事で書いた。明治政府による開墾の順番で名前がつけられたらしい。そうすると、二和向台は二番目だろうか…。

駅前のパン屋ミロワール

駅を降りるとすぐに目にはいるのは、「ミロワール」と書かれたパン屋さん。手作りの色とりどりのパンに惹かれる。コンビニではなく、こうした地域に根ざしたお店があるのは温かみを感じる。

八百屋と思われる商店…

駅前の道路には、八百屋やお茶屋などのレトロな商店が立ち並んでいる。自動販売機も普段はあまり目にしない形のものだ。

また、国道57線には3つの石碑が並んでいた。「猿田彦大神」と書かれた石碑は、地域を見守っているようだ。

「三咲駅」新京成電鉄のベスト撮影スポット

三咲駅

三咲駅は、3番目に開墾された土地と考えられる。地域の歴史がわかると、地名から推測できるので楽しい。

三咲駅を降りると、線路沿いに小道があるのを発見した。木製の棒と、不揃いな道が私たちを呼んでいるような気がする。

小道に惹かれて…

実はここ、かなり良い写真が撮れることに気づいた。令和を感じさせない、地元感が溢れる電車の風景。記念に写真を撮ってみてはいかがだろうか。。

駅に引き返し、「三咲本通り商店会」の看板を進むと、交差点に石碑が並んでいるのを発見した。

道路わきの石碑

道路沿いに石碑が並んでいるのは都内などでは珍しいため、保管されていることに嬉しくなる。その向かい側にはスナックが数件並んでいた。「スナックレオ」の丸い看板がかわいらしい。

赤と黒の配色がかわいい

「滝不動駅」牧場のソフトクリームと滝

佐久間あいすくりーむ工房のソフトクリーム

滝不動駅を降りて、東側に進むと見えてくるのは「佐久間あいすくりーむ工房」。ここのアイスクリームが美味しいと聞いたので立ち寄ってみた。

船橋に牧場があるとは想像がつきにくいが、しっかりと牛の鳴き声も聞こえる。

牛…!

牧場併設の佐久間あいすくりーむ工房では、ソフトクリームだけでなく、10種類から選べるジェラートもある。かなり大きいにも関わらず、ソフトクリームは290円。ミルクの新鮮さがとても美味しい。

 

滝不動と名の付くからには、滝が存在するはずだ。調べてみると御滝公園近くのお滝不動尊境内にその由来があるらしい。

御滝不動尊の門

駅から少し歩くが、「御滝不動尊」を参拝することにした。1423年創建のかなり古いお寺であり、保管されている石碑の多さに驚いた。石碑マニアにとってはたまらない…

数多くの石碑が並んでいる

「御滝型灯篭」というのも珍しい。他に類を見ない独特の型とあるが、かなりの横幅で灯篭として機能していた時は、頼もしい灯篭だっただろう。

御滝型灯篭

「水行場」の看板に、瀧不動尊の名の由来とある。横にある細い石階段を降りていくと、その姿が見えてきた。ここは、船橋市唯一の川である海老川の源流としても知られているらしい。

御滝不動の由来

また、弁天池の中心には六角の弁天堂が建っており、とても美しい眺めだ。

弁天池の風景が思わず写真を撮りたくなる

「高根公団駅」ショッピングモールとスナックが並ぶ2つの顔

高根公団駅前には比較的大きなロータリーがり、バスや車で賑わっている。また、ショッピングモールの「エポカ」にはサイゼリヤや100均など便利なお店が集まっている。一方で、路地を入るとスナックや昔ながらのお店もまだまだ多い。

ショッピングモールのエポカ

「高根公団南口商店会」の通りには、数えきれないほどの居酒屋やスナックが並んでいる。夜になったらまた違う雰囲気を見せるのだろうか。

高根公団南口商店会

また、北口の商店街には地元の方に愛されている八百屋を発見した。「大京ストアー」を営んでいるのは老夫婦のようで、こうした風景もいつまで見られるか…

八百屋の大京ストアー

 

「高根木戸駅」オウム真理教事件、麻原の薬局があったらしい場所

高根木戸駅には隣にイオンが建っており、地元の人々で賑わっている。一方で、オウム真理教事件の麻原彰晃が建てた薬局が高根木戸にあったと聞いた。静かなこの町には考えられない歴史だが、それを知っている人も今は少ないのかもしれない。

BMA薬局が建っていたと思われる場所

「BMA薬局」という健康食品のお店を開いていたそうだ。

「高根木戸一番街通り」や「高根木戸中央通り」と、看板の表示はしっかりと残っているものの、シャッターが降りたお店も多い。時代の移り変わりを感じる。

「北習志野駅」アーケード商店街・JUJUきたなら

北習志野駅は、東西線直結の東葉高速駅の乗り換え駅でもあり、通勤や通学者の利用も多いそうだ。

JUJUきたならの広場

また、JUJUきたならと呼ばれる距離の長い商店街には立派なアーケードがついており、新京成線の中でもかなり活気溢れる街だ。お店も充実している。

東口から線路沿いに南に進むと、手描きで書かれたカラフルなシャッターを発見した。ここは数年前まで駄菓子屋として営業していたようだ。

カラフルなシャッター

その近くには、スナックが入っている建物があった。

ちょっと気になる建物

二階部分の窓が閉ざされているのと、建物の形から、赤線に近い歴史があったのではないかとも想像する。調べたが、北習志野にはそのような歴史の記述がなかった…

自由の女神像

JUJUきたならのりそな銀行前に建つ自由の女神像が北習志野のシンボルになっているようだ。

「習志野駅」博物館とSL、明治天皇が名付けた街

習志野駅は、一見小さな駅だが、散策してみるとかなり歴史深いことがわかった。そもそも習志野という地名の由来は、明治天皇が陸軍の演習の際に「篠原を見習うように」との言葉があり、習志野という地名になったと言われている。駅から少し歩いた薬園台公園には明治天皇の石碑も建っている。

明治天皇の石碑

また、船橋市唯一の郷土資料館が併設されていて、歴史について勉強することもできる。

船橋市郷土資料館

蒸気機関車D51-125号が展示されている。国鉄時代、貨物列車を引いて35年間稼働していたもので、「デゴイチ」としてもよく知られる。

土日には見学会も行われているそうだ。

蒸気機関車が展示されている

駅前の商店街には、和菓子屋「ふなよし」がとても良い雰囲気を感じさせる。明治神宮献上銘菓「入母屋最中」との看板も。

ここだけタイムスリップしたかのような、レトロな風景だ。

和菓子屋のふなよし

また、「習志野小売り市場」の文字がうっすらと見える看板。現在営業しているのは数件だが、市場というほど賑わっていたのだろう。

習志野小売り市場

小の形が崩れているのも感慨深い。

「薬園台駅」倶利伽羅不動が見守る池

駅を降り、北の方面には倶利伽羅不動尊と呼ばれている一角がある。

倶利伽羅不動堂

祀られている倶利伽羅不動は、高さ117センチほど。不動明王の破邪の剣に巻きついた黒龍の形をした像で水の守り神とされている。江戸時代につくられたようだ。

現在も、池では湧水が湧いているが、当時は小滝があったようで行者の修行場になっていたようだ。今も、池には神聖な雰囲気が漂う。

今も湧水が湧いているそうだ

 

「前原駅」珍しいスターハウスの団地が立ち並んでいた街

前原駅には、全国的にも珍しいスターハウス(星型住宅)と呼ばれる公団住宅が建っていたそうだ。スターハウスは、Y字型の形をしており、1フロアに3住戸。しかし、昭和30年頃から、住宅用地の不足により姿を消していったようだ。前原の団地も2008年にすべての取り壊しが完了している。今は、新しい住宅街が広がっている。

前原駅から見渡した風景

「新津田沼駅」JR津田沼駅の乗り換え駅

新津田沼駅は、JR総武線が通る津田沼駅への乗り換えとして通勤時間帯は混雑しているようだ。

イトーヨーカドーや、イオンが隣接しており、買い物にも困らない立地だ。また、ゲームセンターや居酒屋が立ち並ぶ繁華街として整備されている。

新津田沼駅から繁華街へ

 

「京成津田沼駅」街の中心だった歴史

京成津田沼駅

新京成電鉄から、京成線へ乗り換え駅。新京成電鉄の終点、京成津田沼に到着した。1921年に京成船橋駅ー京成千葉駅が開業した当初、京成津田沼駅は街の中心地に設置された。

駅の周りを散策してみると、南口に広がる長いアーケードの商店街やサンロード商店街から当時の繁栄を知ることができる。

サンロード商店街

現在は、津田沼駅のある新津田沼駅の方が中心地となっているようで、時代の変遷とともに街の移り変わりを実感した。

新京成線の全駅を制覇して感じたことは、駅ごとに様々な歴史があって表情も全然違うこと。今度はどんな電車に乗ろうか。新たな地域の一面を探しにいきたい。

<TEXT/明里>

 

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