封筒評論家・シオさんの、“性別不詳”な本棚【第一回:わたしの本棚。】

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わたしの本棚。

 突然ですが、不定期連載「わたしの本棚。」をスタートします!

 例えばまだ高校生だったあの日、好きな女の子の家にお邪魔して、ふと本棚に目をやると、自分の知らない世界がずらりと詰め込まれていた……。

 そんなワクワクとした感覚を再び追いかけてみよう、という企画です。

 第一回目はこちら、封筒評論家・シオさんの本棚です!

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注:2019年に街歩きエッセイスト・チヒロさんが「あなたの本棚みせてください」という同様の企画を展開しております。(当方の下調べ不足で企画内容が被ってしまいました。。)ただいま趣向の異なる企画に再編すべく、調整中です。チヒロさんの記事も併せてお楽しみくださいませ( https://www.kamometomachi.com/anohitonohondana )

シオさんの本棚、見せてください!

7段3列の本棚に、ぎっしり詰め込まれた愛読書

 グッと心を掴まれる、ボリューム感のある本棚です!

 7列3段のラックには、愛読書がぎっしりと詰め込まれています。本棚に並べられた作品のジャンルは、蔵書数順に、青年漫画>文芸書>実用書(制服に関する本や野球に関する本等)>ビジネス書>同人誌とのこと。「性別不詳な本棚かもしれません」と、シオさん。

 なんとなく、本棚以外にも、部屋中のいたるところに本がある気配を感じるのは僕だけでしょうか……?ところどころ空っぽのラックが残っていますが、ここにはどの本を入れようか悩んでいる、入れたい本が見つかるまで取っている、そんな雰囲気を感じます。空っぽなのに、ラックから立ち込める空気はちっとも空っぽじゃない。

 この空白のラックにはどんな本が入るんだろう、うっかり自分も空想してしまいそうです。

左一列が漫画コーナー

 折角なので、本棚のお写真をアップで頂いちゃいました!こちら、本棚の左列には、シオさんのお気に入りの漫画が集めれらています。

 ところでシオさんの「封筒評論家」という肩書き、気になってる方も多いのではないでしょうか。手持ちの書類にピッタリとハマる封筒を紹介してくれるマイスターみたいな……?いえいえ、違うんです。聞いてみたところ、会社員として勤務する傍ら“自治体封筒のコレクション”をしているのだそうです。

「自治体封筒のすべて」(Tumblrより掲載)

 早速シオさんが運営している「自治体封筒のすべて」というサイトを覗いてみると、全国の市町村のお役所から送られた封筒がずらり……!東北地方から九州まで、それぞれ封筒の種類・送付年・送り先が明記されていて、まるで写真集を見ているような気分です。

 東京地裁から届けられた封筒なんてものもあります。字面からこみ上げる威圧感。ど、どうやって集めてくるんだろうか。

制服本のコレクション、カラフルなしおり紐

山本直樹さんの著作がずらり

 圧巻の、山本直樹さんの作品コーナー。左から作品順に並べられているのでしょうか?下段は雑誌・大型書籍・同人誌類。

制服系の実用書のレパートリーにびっくり

 こちらは実用書・サブカルチャー系のコーナー。右上には制服系の書籍がまとめられています。「東京女子高制服図鑑」に目が行ってしまう自分。東京・女子高・制服・図鑑、パワーワードのオンパレードですね。画面に手を突っ込みたい……。

小説コーナー

 文庫・ハードカバーの単行本コーナー。本のしおり紐が、本棚にペロッとはみ出ていてカラフル。

濃密な本棚です。

 文芸書・ビジネス書コーナーまで、シオさんの“好き”がみっちり。本棚の右下には、アンダーグラウンドな書籍が鎮座しています。「テキヤと社会主義」「最後の秘境・東京藝大」。本棚の左上から右下まで、対角線上に目を通してきましたが、コンテンツのグラデーションが鮮やかです。うっとりします……。

封筒評論家・シオさんがセレクトする、お気に入りの4冊

 折角なので、「本棚の中でお気に入りの書籍」をシオさんにセレクトしてもらいました!

 まずはこちら。古書からオススメの2冊です。

「女囚813番」

「獄窓から」

「女囚813番-栃木刑務所の生活から」(三一書房/中井友子著)

「獄窓から」(幻燈社/和田久太郎著)

シオさんからのコメント:社会活動家の獄中に関する本と、女囚の獄中手記(エッセイっぽい)。大学の研究ついでに買ったのかと思う。『獄窓から』については昭和5年発行で、おそらく我が本棚の中で一番古い本。『女囚813番』は1982年発行。

 そして、シオさんお住まいの、東京にまつわる本も。

『東京ことば』

『台東原風景』

『東京ことば』(読売新聞社/読売新聞社会部著)
『台東原風景』(台東区教育委員会)
シオさんからのコメント:『東京ことば』は神保町で見かけて買った古書かと思う。東京の人はなんとなく自分の言葉が普通だと思っていそうだが、そんなことないな、という本。新聞社らしく用例の収集が広い。『台東原風景』は上野浅草を擁する台東区の写真集のようなもの。台東区が好きで住み着いているので、たまに広げて味わっている。

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『東京ことば』『台東原風景』など、その土地に住んでいるからこそ楽しめる、本の味わい方ですね。そういえば以前ある人が「私は必ず23区内に住むようにしている。ふと退屈な時間に、意味もなく神保町を歩いたり、不忍池でハスを眺めたいから」みたいな事を言っていて、すごくワクワクした記憶があります。東京という街には、自分の身体の一部として残しておきたくなる、そんな魅力があるのかもしれませんね。

 シオさん、素敵な本棚を見せていただきありがとうございました!

<TEXT/お雑煮>

Twitter:シオ@封筒評論家

HP「自治体封筒のすべて

 

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