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ートゥクトゥクドライバーリックの「カンボジア好日」ー
こんにちは。今日はカンボジアのお祭りの中でも有名なお祭りの一つ、クメール・ソンクラーンについて説明をします。
カンボジアのニューイヤーフェス!「ソンクラーン」
日本にはお祭りがありますが神社と深く関わっていますね。カンボジアでは季節と関わりがあるお祭りがあります。まずカンボジアのお正月、クメールニューイヤーは4月ですがその際に行われるお祭りがあります。それは水かけ祭りと言われ(タイでもありタイ語でソンクラーン)、大晦日から3、4日間にかけて行われるお祭りです。
もともと1年の終わり、新たな1年のはじまりに家族が集って仏像や仏塔、家族の年長者の身を清めるために水をかけあったことから始まりました。カンボジアを含むタイを始めとするアジアの国々で広く行われるようになりました。
カンボジアでは4月が最も暑い時期とされているので、お互いに冷却すると言う意味でも現在では、水かけ祭りの際には、パブストリートやロイヤルガーデンでバケツや水鉄砲を持った人々がお互いに水を掛け合ったり冷却効果を高めるためにメンソール入りの白い粉ベビーパウダーを顔につけあったりします。
かけ方も人それぞれ。気をつけるべきルールとは
また今まで経験した中で最も強烈なものは、氷水でした。背中からTシャツの中にざっと入れられてとてもびっくりしました。冷たくて、元々弱いお腹をさらに壊してしまいました。しかし振り返っても誰もおらず誰がしたかわかりませんでした。Tシャツから靴までびしょびしょになり、泣く泣くバイクに乗って家に帰りましたがお腹がずっと痛く、夜中はずっとトイレから離れられなくてトイレで寝た悲惨な思い出です。そこから少し僕は水かけ祭りが怖くなってしまいました。なので水にかかりたくない人はパブストリートには行かない方が良いかもしれません。
正面からかけてこようとする人が多いと思いますが、後ろからそっと忍び寄り、水やベビーパウダー、氷水をばさっとかけてくる人もいます。この水かけ祭りのときには携帯電話は水没する人が後を絶たないといいます。もし日本の方でこの時期にカンボジアへ来られる方はしっかりと防水対策をした上で参加してくださいね。 またマーケットには水かけ祭りの為にバケツや水鉄砲が売られているので現地調達もできます。
しかし気をつけないといけない事は、街を守ってくれている警察官やお坊さん(オレンジの袈裟を着ています)に水は決してかけてはいけません。ルールを守ることでお互いに楽しくお祭りを経験することができるでしょう。一生に1度はぜひ参加してもらいたい行事だと思います。日本でも東京で最近行われるようになったので、新型コロナウィルスが消滅し密を避けなくても良い日が来たときにはぜひ参加してみてください。早くみんなで密になっても良い日が訪れますように。
<TEXT /トゥクトゥクドライバー・リック>