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天王寺駅は、大阪市北部から紀州・関空・奈良方面のアクセスを支える、大阪の一大ターミナル駅だ。駅前では再開発も進み、2010年には“日本一高い超高層ビル”ことあべのハルカスが竣工。すっかり清潔感のある街並みとなった。
しかしそんな隆盛と裏腹に天王寺は、西成・飛田新地に程近く、大阪の一大ラブホ街として栄えた過去がある。現に今でも「大阪の鶯谷」と呼ばれているそう。
今回はそんな歴史を象徴する、天王寺のディープスポットをご紹介。中央改札を抜けて正面右手、整然とした街並みの反対側。視界に否応なしに入り込んでくる天守閣だ。
天守閣の正体は、和風○○○

初めて見たときは「どうしてこんな所に天守閣?」と、目を疑うだろう。大阪城には程遠いし、天王寺城なんて聞いたことない。それにちょっと安っぽい。せいぜい新興宗教の施設かなんかだろうか。いやいや、実はこの天守閣、“ラブホの装飾”なのである。
この天守閣付きラブホテルは、天王寺・茶臼山の「ホテル醍醐」。いざ近くまで寄ってみると、まるでラブホテルに天守閣がおんぶされているようで、可愛らしい佇まいではないか。しかもこのラブホテル、驚くべきは天守閣だけではないのだ。
真田幸村・二宮金次郎も愛したラブホ

ホテル醍醐の正面入り口横をみると、薪を担いで読書する少年の像が。……なんと“二宮金次郎像”が鎮座しているではないか。二宮金次郎といえば、農村復興の父。そうかそうか。二宮金次郎もこのラブホで四八手を学び、耕作に励んだというのか。
さらにこれだけではない。二宮金次郎像の横、もう一つ、怪しい石碑が。よくみると「茶臼山歴史について」と書いてある。……そう。なんと話は江戸時代、ここ茶臼山は、真田幸村が首を討ち取られた、大阪夏の陣・最後の合戦場だったのだ!
今となっては大阪有数のラブホ街だが、間違いなくここには、彼の亡霊が。そしてこのラブホの入り口に石碑があるということは……間違いない。真田、住んでるぞ。
真田と3P?歴史好きなら一度は行くべき

天守閣といい、歴史的偉人に愛されまくりといい、何かとカオスなオーラに満ちたホテル醍醐。壁面にも家紋がびっしり装飾されていて、もはや振り切っているというか、歴史にあやかっているというか……絶対呼んでると思う。亡霊。
ちなみに肝心の室内は、良くも悪くも純・昭和ラブホテルだそう。好き者の皆さん、是非足を運んでみては?真田幸村に視姦されて3P、ワンチャンあるかも。
<TEXT/お雑煮>