Twitterで大麻・薬物取引。「#手押し詐欺」の実態に迫った

投稿日:4月 23, 2020 更新日:

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匿名ユーザー

「すごいお雑煮」へ寄稿する匿名ライターです。

最近、Twitterを使った大麻(マリファナ)・薬物取引が加熱している。合言葉は「#手押し」。ハッシュタグで検索すると、タイムラインに売買を促すツイートがずらりと姿を現す。

大麻_ツイート

通話アプリ「telegram」上での取引を誘うツイート(画像はイメージです)

「OG入荷しました!配達可、物々交換。1~6500/3~6000/5~5000」

「角氷アイス。0.3:15000/0.5:21000/1.0:33000。極上の品質をお届けします。ハーブ野菜も取り扱っております」

ツイートの詳細については、ここでは語らない。しかし界隈では大麻を売ることを「押す」、買うことを「引く」と言う。よって、このハッシュタグで出回っている商材が違法なものであることは想像に容易いだろう。

さて、これらのTwitterを使った薬物取引だが、実際はプッシャーを装った詐欺のケースがほとんどである。

注意
大麻取締法に違反する行為を教唆や扇動、ほう助、示唆する内容・意図ではないことをここに明記いたします。
国内海外問わず、薬物を摂取することは違法です。法律を理解し、必ず遵守して頂くようお願いします。
(2020/04/23 管理人)


Twitterを使った「#手押し詐欺」の手口とは

手押し詐欺_スクショ

※画像はイメージです(承諾済)

先ず、ギフトカード取引で金銭を巻き上げる手口だ。とあるTwitterユーザー(仮名:Yさん)は、大麻種子の取引を行おうとしたが15000円の被害に遭った。

犯行はメッセージアプリ「Wicker me」を使って行わる。Wicker meはメッセージが全て暗号化されており、履歴やIPアドレスも記録されないため、薬物取引の温床となっている。通話アプリ「telegram」も同様だ。

YさんはTwitterを通じて知り合ったプッシャーに接触を試みた。販売されていた種子はアメリカ・西海岸で人気の銘柄である。

ネットを使った取引には信頼が命、プッシャーも善人的な口調で寄り添ってくる。「裏切りません」「約束します」などと巧妙に語りかけられ、すっかり信用したYさんはこのプッシャーと取引をすることに決めた。

手押し詐欺_顛末

※画像はイメージです

取引はAmazonギフト券やiTunesカード、あるいは食品・ガジェットなどの「物々交換」で行われる。口座振り込みや電子マネー送金といったオンラインの現金取引はアシがついてしまうためだ。

しかしYさんはAmazonギフト券の番号を送ったものの、商品が発送されることないままアカウントを削除されてしまった。こういった場合、相手を特定することは不可能であり、取引対象が違法薬物であるだけに泣き寝入りするしかない。ギフトカードを使った送金は日本国外との金銭授与が可能になるため、海外の詐欺グループによる犯行も多い。

Twitterの大麻・薬物取引が無法地帯となっているのも、詐欺取引と実際の取引が混在し、覚せい剤取締法違反・大麻取締法違反として立件することが難しいからだろう。

ドライブスルー取引、中洲の少年プッシャーたち

福岡_中洲

直接取引で現金を巻き上げる手法もある。一つには、ドライブスルー式のもの。指定の日時に駐車場や人通りの少ない車道で待ち合わせ、窓ガラス越しに商品を交換する。例えば覚せい剤類の取引には、透明なカプセルに入れられた食塩が使われる。取引は未明に行われることが多く、ルームライト越しに真贋することは困難だ。万が一偽物と気付かれそうでも、車に乗っているため撒くことができる。

一方の福岡・中州では、プッシャーを装った少年たちによる大麻取引詐欺が横行している。あるユーザーは、路上で現金と引き換えに、茶封筒に入ったパケ(透明なポリ袋にパッケージされたもの)を手渡されたが、中に入っていたのは大麻に似せた茶葉であった。

日本では大麻・薬物は、暴力団やマフィアから知り合いづてに出回ることが多い。しかしそのようなネットワークを持っていない人々が「#手押し詐欺」に流れ着き、被害に遭う。

SNSの薬物取引は困難。人生を棒に振らないためには

ToR_HP

ToRブラウザを使った犯罪も流行している(ToR公式HPより掲載)

警視庁がHPで公開している「薬物に関するデータ」によれば、薬物事犯の検挙数は平成25年から増加傾向にある。とりわけ若者の薬物取引はここ数年で加速しており、監視網は一層強化された気配だ。

TwitterやLINEなどのSNSは情報開示請求を認めているため、実際に取引を行なった場合はすぐに個人情報を特定することができる。またTwitterでは、薬物に関する検索やアカウントのフォローを行うと、アルゴリズムで警視庁の薬物乱用対策に関する広告が表示される。このことからもわかるように、SNSの薬物取引はアクセスが容易である分、追跡・特定も容易なため困難だと考えて良い。

薬物取引は「一度くらい良いだろう」と安易に接触を試みると、一生を棒に振ることになる。決して興味本位で手を出さないよう注意されたい。

<TEXT/匿名ユーザー>

注)もしSNSを通じて危険な取引に遭遇しそうになった場合は、すぐに警察に連絡・相談することが大切です。

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