非リア必見!初詣は恋愛の神様「東京大神宮」で縁を担げ

投稿日:1月 1, 2020 更新日:

第二の関門、圧倒的リア充率

東京大神宮_列

東京大神宮は並ぶ。とにかく並ぶ。

 それは、東京大神宮に参拝する人々は「リア充」と「非リア充」にきっぱりと分かれる、ということ。正直、半端ねえ苦痛です。屈辱です。しかも非リア充とは言っても、わざわざ東京大神宮に来る奴らです。なんやかんやで人生楽しんでるワケですよ。あいつら。

 なんといったって、列の一つ前のカップルが婚約の話を匂わせながらイチャついて時間を潰している一方、一つ後ろの女2人衆が「1ヶ月前に彼氏に浮気されてフラれた」だの「さっさと切り替えよう、イケメンと付き合おう」だの……そんな会話の板挟みになりながら、参拝列をひたすら耐え忍ばなければならないのです。

 我々のような恋愛弱者で、拗らせ尽くした挙句に東京大神宮にやってきた奴など、数えるほどしか居ません。ただ、そういう人々は列に並んでいると目立つくらいに負のオーラをかましてくるので、一瞬で見つけることができます。大学1年生で例えるとしたら「サークルの新歓に馴染めずに新歓ステージでバンドサークルがカヴァーしているレディオヘッドをぼんやりと聴いてたら、同じように体育座りで聴いている奴がいた」みたいな、そんなバイブスをここでは感じることができるんだよなあ。

 しかし、この苦行のような列を耐え忍んだ先には、恋愛と良縁の神々が我々を待っているってんだ。年末になると「神は、あなたを救うのです」とか言って現れる黄色のプラボードの団体なんか屁でもないぜ。救済してくり〜。

大吉ではあったけれど……

東京大神宮_占い

ちなみに2019年の僕、大吉でした

 こうして参拝列に並んでから90分あまり、ようやく本殿にたどり着きました。願うよ。俺は願い尽くしてやる。この90分を無駄にはできない。時給1000円のバイトでいえば1500円分、1500円分の費用対効果が欲しい。俺の恋愛成就なんか言ってる場合じゃねえ。もはや人々の愛を、良縁を……祈り尽くしてやるよ!

 ちなみに参拝の時のお賽銭を5円や100円など、硬貨一枚で終わらしてしまうのは非常に勿体無いです。お賽銭には「25円(二重にご縁)」「41円(終始良い縁)」など、お金を組み合わせることで爆誕するチート演出があるのです。財布に5円がないからって100円を入れるような人は甘い。安上がりかつ最も縁起良さそうなお賽銭を財布から繰り出すのが、プロってもんだろ……。

 ところで正味な話、非リア充がここまでの苦痛を持ってして、東京大神宮に足を運ぶメリットがあるのかは謎ですね。紹介しておいてこんなこと言うのも駄目ですけど。でも、癒えない傷を引きづるよりは新しい傷に気を紛らわす方が、身のためだと思うんです!

 こうして11円(いい縁)をぶち込んで祈り尽くした俺in2019。気になるその結果は?恋愛は成就したのか!?

 ……言うまでもないでしょう。リベンジします。2020年、東京大神宮。

<TEXT/お雑煮>

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