サイバーパンクなゲームセンター「ウェアハウス川崎店」の在りし日【追憶・電脳九龍城①】

投稿日:6月 4, 2020 更新日:

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明里

明里

休日は一眼レフを片手に下町やディープなスポットを散策するのが生きがいな女子大生です。

廃墟好きの間では有名な、川崎のアミューズメントセンター・ウェアハウス川崎。通称「電脳九龍城」

香港の伝説のスラム街「九龍城砦(きゅうりゅうじょうさい)」をモチーフにした国内でも珍しいゲームセンターだ。店の入り口には18歳未満禁止の看板。まさに大人の聖地だった。

しかし昨年10月、店内に突如として現れた「閉店」の張り紙。ネットでは瞬く間にトレンドになり、多くの客が駆け付けた。

2019年11月17日、惜しまれつつ閉店。今回は私が最後に訪れた、電脳九龍城の在りし日の姿をレポートする。(訪問:2019年8月)

川崎の名物ゲームセンター?!

電脳九龍城を下から見上げる

ウェアハウス川崎が構えていたのは、神奈川県川崎市・川崎区日進町。JR川崎駅南口から西に10分ほど歩くと、全体が錆びた巨大な建物が出現する。

「あなたのウェアハウス」と大きく記載された赤文字が目印だ。その見た目からしてかなり怪しい。

パイプがむき出しの入り口、鉄板で覆われた外壁。

パイプがむき出しの外装

ウェアハウス川崎は、ゲオホールディングスが経営するゲームセンター「刺激的で大人の高級感 溢れる非日常を提供」をコンセプトに、2005年にオープンした。

総面積・約2500坪のフロアの中には、最新ゲーム機から初代「ストリートファイター」などのレトロゲーム、ビリヤード・卓球コーナー、最上階には24時間営業のインターネットカフェも備えている。開店から14年間にわたり、24時間遊びつくせる複合施設として多くの人々に親しまれていた。

訪問時には、謎解きゲーム「九龍城極秘計画」も開催しているとのことで、謎解きの地図を持った人を多数見かけた。1人1500円。電脳九龍城で謎解きゲームすることに大きな価値があったのかもしれない。後悔先に立たず……。

いざ、中へ…電脳九龍城の姿

電脳九龍城の入り口。右手に18歳未満禁止の看板が

正面から電脳九龍城の入り口を眺める。右手の「18歳未満立ち入り禁止」の看板にドキリとしながら、建物の入り口に立つ。

「歓迎光臨」

恐る恐る鉄扉を開けると、真っ赤な照明に照らされた通路が見えてくる。興奮してきた。

鉄扉を開けたら真っ赤な照明とネオンがお出迎え

奥へと進むと、いきなり「プシューッ!」と空気が抜けたような音が響く。

お化け屋敷が苦手な私は序盤からビビりまくり。

町並みが広がる

店内へ入ると、写真でよく見る九龍城砦のような町並みが広がっていた。

異様な匂いと音が充満していることに気づく。スラム街特有の鼻がツンとするような匂いと、騒がしい中国語が響く店内。カオスな雰囲気だ。匂いや音に敏感な人は、長居するのは難しいかもしれない。(私も長時間滞在したら軽く頭痛がしてきた)

 

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