千葉県の黒歴史?「栄町」を探索する。暴力団の住処だったカオスな街の現在

投稿日:4月 27, 2020 更新日:

千葉県千葉市、県庁所在地に位置する栄町。

千葉に馴染みのある昭和世代の方なら、栄町が昔どのような場所だったのか、少しでも耳にしたことはあるのではないだろうか。

母の小学生の頃の記憶によると、近づいてはならない雰囲気が漂う危険な街だったそうで長いアーケードが一層雰囲気を重くしていた。その一角にあった映画館は、入り口にポルノ映画の広告が目立ち、普通の映画館としての機能は薄かったらしい。

何十年もの月日が経った現在、栄町はどのような変貌を遂げいているのだろうか。

千葉駅から歩いて栄町へ

JR総武線・千葉駅。各線のターミナル駅としても賑わいを見せる駅だ。千葉駅中央口から出て、モノレールに沿って歩くと見えてくる最初の駅が栄町。

下から見上げたモノレール

モノレールを下から見上げると、近未来都市のような光景に圧倒される。

栄町の歴史は現役ソープ街として有名な吉原などと比べると新しく、赤線やカフェーとしての情報には載っていない。

1950年代に旧国鉄千葉駅京成千葉駅が現在の位置に移転するまで、栄町通り(現:ハミングロード)は二つの駅に囲まれた商店街としてその名の通り繁栄していたようだ。

現在のハミングロード

駅が移転した後、風俗店やラブホテル、韓国系のお店が続々と進出し、現在のような町並みを形成したものと見られる。

栄町通りに存在したアーケードは、2010年頃に老朽化のため撤去されてしまったようで、今はその跡形もなく、すっからかんとしている。母の幼い記憶に残っていた映画館も、2012年頃に閉館し、今は面影もない。


次ページ:栄町の面白いコンセプト系風俗店

次のページへ >

-ディープ, 花街の香りをもとめて
-, , , , , , ,

Copyright© すごいお雑煮 , 2024 All Rights Reserved.