先日、知人との会話で「わかりみが深すぎて草」というフレーズを使ったところ「お雑煮さん、それとっくに死語ですよ」と指摘を受け、非常に恥ずかしい思いをした。ジェネレーションギャップというものは、本当に知らず知らずのうちに訪れるものだ。俺も歳とっちまったなあ、こうやって知らず知らずにオジサンへの道を歩んでいくんだろうなあ。
株式会社AMFが2019年12月に発表した「JC・JK流行語大賞2019」によれば(若者)コトバ部門一位が「ぴえん」、2位が「べびたっぴ」であった。ぴえん(「ぴえーん」という泣き声から生まれた、悲しみを表すコトバ)はまだ分からなくもないけど、べびたっぴなんかは聞いたことも意味すらも想像つかない。どういう時に使うんだろうか。プリクラ撮るときの合言葉とか?
さておき、若者の流行語の入れ替わりは激しい。そこで今回はJC・JK流行語対象を参考に、この数年間で急速に流行りひっそり消えていった流行語たちを集めてみようと思う。20代よ。「えっ、もう死語なの!?」と驚愕すること請け合いだぞ。
「熱盛」
まずはこちら。報道ステーションのスポーツコーナー「今日の熱盛」のお決まりフレーズ「熱盛」である。2017年、天気予報中に「熱盛」のテロップが誤表示されたことが話題となり、流行語に躍り出た。この事件に関してはNEVERまとめなどが詳しいので気になる方は調べてみてほしい。
あれから2年。「今日の熱盛」コーナーは健在だが、会話で使う人はめっきり見なくなってしまった。たまにアラサーのサラリーマンが「熱盛」のLINEスタンプを使っているくらいであろうか。
「ンゴ」
こちらも熱盛と同じくして「JC・JK流行語大賞2017」にランクインしたフレーズだ。元々はネット掲示板「なんJ」をきっかけにネットユーザーに広まったが、いつの間にか女子高生が語感の良さに目をつけてブレイクしたそう。ちなみに先述の「草(爆笑を表すコトバ)」も、同時期に流行したネットスラングである。今となっては再びネットの檻にこもってしまった「ンゴ」と「草」。2年前と同じテンションで使用すると、恥ずかしい思いをするかも。