大学生の皆さん、単刀直入に聞こう。「合コン」をしたことはあるだろうか。合コンといえば、知らない異性数人同士が飲み会などの席を設けて交流を図る、いわば出会いのスタンダード。しかし実際に合コンに参加した大学生に話を聞くと、「つまらない」「大して盛り上がらない」「時間のムダ」といった声も多い。
社会人の間では依然として、合コン=出会いの場という方程式が成立するのに、どうして大学生が合コンをすると盛り上がらないのか。今回、すごいお雑煮取材班では、複数回合コンに参加した二人の大学生に話を聞いた。
大学生のうちに合コンする意味はない?
最初に話を聞いたのは、私立大学・商学部の2年生、岩槻隆司さん(20歳・仮名)。岩槻さんは友達の紹介を受けて、5回程度の合コンに参加したという。
「合コンは、友達が集めた男子3-4人と、友達の知り合いが集めた女子3-4人で開催していました。僕は友達以外は知り合いではなかったのですが、事前に男子LINEに招待されて新陸を深めたりしてました」
しかし、いざ合コン当日となると、全く話が盛り上がらないことが多かったとか。
「いざ当日顔を合わせてみるとイケメンや可愛い人が居なかったりして、お互い気まずくなることが多かったですね。話題を探そうにも、男女とも寄せ集めでできたグループだから趣味も性格もバラバラで......僕は好きなものだったら話せるんですが興味がないものにはトコトン無知なので、話が弾まないんです。それに知り合いの紹介といっても、知らない人の寄せ集めなのでどうしても周りに気遣ってしまって。
これだったら、大学とかサークルの女子と仲良くなった方が恋愛できそうだし、大学生のうちに合コンやる必要ってなくね?って思いました。それからは参加してません。出会いの場が全く無いのであれば話は別ですけど」
出会いの場が多い大学生の間は、合コンを開く必要が少ないようだ。