ノスタルジックな飲み屋が広がる「辰巳新道」の花街の面影

投稿日:4月 15, 2020 更新日:

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明里

休日は一眼レフを片手に下町やディープなスポットを散策するのが生きがいな女子大生です。

明里の「花街の香りをもとめて」

辰巳新道は、東京都江東区にある飲み屋街。最寄り駅は門前仲町駅。東京メトロ東西線と都営地下鉄の大江戸線が通っている。どこか懐かしい昭和の香りがする、多くのサラリーマンで賑わうこの街にも花街としての歴史があったそうだ。
今回は花街の名残を求めて門前仲町駅周辺を散歩した。

門前仲町の歴史・富岡八幡宮と深川不動尊

花街に行く前に、門前仲町の周辺を歩くことにする。

門前仲町という地名を聞くと、歴史好きとしては心が躍るような心持ちになるのは私だけだろうか。地名から昔の姿を想像するのは散歩の醍醐味だと思う。

お土産屋が立ち並ぶ通りには老舗も多い

深川名物のきんつばのお店

立派な富岡八幡宮の鳥居

門前仲町は、その名の通り富岡八幡宮の別当だった永代寺の門前町として栄え、江戸時代から続く江戸三大祭りが行われることでも有名だ。

現在も、仲見世は多くの参拝客で賑わっている。散歩した時は夜間にも関わらず、多くの人が参拝していた。

夜の富岡八幡宮

富岡八幡宮の敷地内には、横綱力士の像木馬の角乗といった見所もあり、境内を散歩するのも、色々と発見があるだろう。

手水の傍にある金色の鳥が輝いている

赤い鳥居が立ち並ぶのも魅力的

お隣にある深川不動尊は、正式名称を成田山新勝寺東京別院と呼ぶように、成田山ととても関係の深い場所。

深川不動尊

成田山は歌舞伎で有名だが、近くにあった永代寺で徳川綱吉が出開帳を行ったことが深川不動尊の由来と言われている。

ところで、歴史に深く関係のある永代寺は、明治初期の神仏分離令により、廃寺となってしまった。

深川公園を広角レンズで撮影。広々としている


現在は深川公園として姿を変えて親しまれている。公園はとても広く、当時の永代寺の広さを感じることができる。

夜の町・辰巳新道

深川不動尊から永代寺を抜け、西の方向に進むと見えてくるのが辰巳新道

辰巳という名称は、江戸城から見て深川が辰巳の方角にあったためと言われている。干支で方角を表さない現代人にとっては耳慣れない言葉かもしれない。

辰巳新道の表示

色とりどりの看板は見ていて楽しい

辰巳新道の入口の道標を目印に足を踏み入れると、所狭しと並ぶ看板に圧倒される。このあたりに「辰巳芸者」と呼ばれる多くの芸妓が昭和初期頃いたそうだ。

令和とは思えないレトロ感

夜も良い時間だったため、賑やかな声が溢れていた。道幅はそんなに狭くないが、よく整備されていて清潔感を感じる通りになっている。
この辺りは、戦災によって当時の建物は残っていないが、雰囲気がとても良い。
そして細い路地裏に見えるお店の雰囲気もまた良い。

また、辰巳新道だけでなく、参道と永代通りに営業している料亭が花街としての面影を残しているそうだ。そちらも必見。

居酒屋の密集地帯

店名の書かれた看板。どこか懐かしさを感じる

門前町は辰巳新道だけではない。永代通りの反対側に、居酒屋が密集している地帯がある。

お店の名前が書かれた看板がこのように立っているところも少ないのではないかと思う。昭和の名残が、ここでは現役の看板として訪れた人々を導いているようだ。

辰巳新道とはまた違った雰囲気

複数の路地が連なった通りには、様々なお店が構えている。

門前仲町の夜は長そうだ。

 

<TEXT/明里>

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