上海-北京の高速寝台列車に乗ってみた。快適な室内に驚き【中国鉄道紀行②・2020年】

投稿日:1月 22, 2020 更新日:

上海-北京-成都、0泊3日寝台紀行。今回は上海駅からいよいよ、D710便二等寝台車に乗車します。

前回記事:中国鉄道紀行①

上海駅。改札を抜け、プラットホームへ

上海駅_ホーム

大屋根に覆われたホームは圧巻の光景

改札を済ませたのち、電光掲示板に表示されているプラットホーム(候台)へと向かいます。連絡通路からエスカレーターへ視線を向けると発着ホームの全景が姿を表しました。

背の高い大屋根に包まれたプラットホームたち。既にホームには各方面へ向かう列車が到着して出発準備を行っています。このエスカレーターから眺める光景に、日本では目にかかれない新鮮さと感動が込み上げてきました。まるで銀河鉄道999の終着駅・アンドロメダのよう。

さて、自分の乗車する号車を確認して乗車することにしましょう。乗車時には該当車両の入り口に立つ駅員にチケットを見せるため、他の号車からは入れないようです。

上海駅_電光掲示板

号車を確認して乗車する

乗車する列車は京滬線(けいこせん・上海-北京間)に2019年1月から導入された新型車両です。まるで新幹線のような装いですが、先頭と最後尾が電気機関車になっているためプッシュプルで運行します。最高時速は160kmで高速運行にも対応するようです。

しかし、この車両の導入で京滬線では昔ながらの客車寝台が廃止されてしまい、鉄道ファンからは評価二分なのだとか。基本スペックは客車寝台の上位互換なので、これから他の路線でも同車に置き換えが進むかもしれません。中国でも客車寝台は過去のものになるのでしょうか、時代の変遷を感じます。


清潔な車内、快適な室内に驚き

高速寝台_車内

清潔感のある車内

車内は予想外にも清潔感のある内装でした。木目のパーテーションで通路とベッドが仕切られているのも良いですね。車両は高速客車25Tをベースにしており、走行中も非常に静かなようです。

はじめに座席列とベッドの段を確認して荷物を置くことにします。今回乗車するのは2号車9列目の中段。上段に荷物スペースがあるため、ここにスーツケースを収納します。二等寝台車(=硬臥)は1フロアに三段(上・中・下段)、計6台のベッドが備えられていますが、今回の列車では上段は使われませんでした。

上海駅_寝台席

二等寝台は3段ベッド。シーツ類は清潔感があり、ベッドのクッションも十分

いざベッドに乗ってみると、硬臥というわりにはクッションが効いています。中段は高さも十分で、着座はできませんが少し起き上がってパソコンをいじる分には快適かもしれません。頭元にUSBコンセントが2箇所用意されているのも好印象です。

よく「中国の寝台列車は下段が良い」と言われますが、日中になると下段ベッドを座席として共有するため、個人的には中段の方が過ごしやすい気がします。

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