2019年9月27日、東京・日本橋の新しい商業施設「コレド室町テラス」がグランドオープンしました。「価値ある時間を、過ごす場所」というテーマのもと、飲食店や雑貨店など31店舗が入居しています。
台湾の人気書店が日本橋にオープン
そんな数あるテナントの中でもとりわけ注目を集めたのが、二階のワンフロアに全面展開する書店「誠品生活日本橋」です。誠品生活は台湾で1989年に創業した大型書店チェーンで、一つとして同じデザイン・コンセプトのショップがないことが特徴。今回、室町テラスの開業に合わせて、日本初出店が決まりました。
同店のコンセプトは「交差する古今、交差する虚実」。温もりと非現実感が織りなす、新しい書店体験を堪能してきました。
「台湾発」なのに和風の装飾。その訳は
誠品生活日本橋は、「書籍」「文具・雑貨」「ワークショップ」「レストラン・食物販」の4つの空間で構成されています。エスカレーターを上がって先ず目に入るのは、通路を一直線に彩る、藍色の“暖簾”。スタイリッシュな内装に和のテイストが加わって、温もりを感じます。
台湾発祥の書店ということもあってアジアンな内装を想像していたですが、HPによれば「日本橋の歴史、人々の暮らしの中で受け継がれてきたカルチャーを編集」したとのこと。日本のカルチャーへのリスペクトが滲み出てますね。
現地の魅力的なアイテムが勢ぞろい
和風な内装の一方で、文具や化粧品など、現地でセレクトされた商品が勢ぞろい。文具や化粧品など、取扱ブランドは50種類にのぼるそうです。
個人的にツボだったのが、雑貨ゾーンで見つけた木製の歯ブラシ。サラサラと手触りが良くて、永遠に持っていたい。
いよいよメインの書籍ゾーンへ。書籍ゾーンには食物販コーナーも設けられていて、台湾グルメを楽しみながらお気に入りの本を探すことができます。もともと誠品生活は芸術・人文系の書籍が得意だったこともあり、このジャンルは流石のボリューム感。しかし、一方で残念な点も。