花街めぐりには欠かせない、遊郭専門書店・カストリ書房
吉原公園の裏手に、遊郭専門書店として2016年に開店した知る人ぞ知る書店、「カストリ書房」。
外見は看板がかかっているのみで、シンプルなつくりで、初見で入るのは勇気がいるかもしれない。私も気になってはいたものの、勇気が出ず二回目の訪問で中に入ることができた。
店内は遊郭に関する書籍からグッズまで、界隈のファンにとってたまらない空間が広がる。
私も木村聡さんの『赤線跡を歩く』を購入。普通の本屋では買いずらいが、カストリ書房では心置きなく堪能できる。
ヤギのいる薬局
最後に、花街とは直接的に関係はないが、揚屋通り近くの「あらき薬局」をご紹介。
お店の横には、樋口一葉の「たけくらべ」に関する建物の跡地であるとの看板があり、たけくらべが吉原と関係が深いことが伺える。
そして実はこの薬局、お店の入り口に1m近いヤギがいる何とも珍しい薬局。最後に可愛いヤギを愛でて吉原を後にした。
<TEXT/明里>