「いい波乗ってんね」
続いては、2018年のJC・JK流行語である「いい波乗ってんね」。元セクシー女優・あいかりんや芹野莉奈らによるYoutuberグループ「ファッキングラビッツ」の楽曲、「イイ波のってん☆NIGHT」がきっかけで話題になった。女子高生というより、どちらかといえば大学生の飲み会コールなどで使われていた気がするけど……。言わずもがなの死語。
「卍」
死語といえば、卍なんか筆頭候補じゃないか。キングオブ死語みたいなもんだよ。「消えていった流行語大賞」みたいなのあったらグランプリあげたい。
こちらは「マジ卍(まじまんじ)」という語呂合わせがきっかけで流行り始めたとされ、2017年には三省堂辞書の編集委員らが選ぶ「今年の新語」にもノミネートされたが、専門家にも正しい用法がわからないまま選外落ちしている。因みにその当時、卍を多用していた知り合いに「特に意味はない。英語でいうとDoみたいなもの」と言われたのを覚えている。あの時は腑に落ちていたんだけど、今振り返ると「何がDoやねん」とツッコミたくなる。
因みに卍は本来、「おめでたいこと」や「幸福」を示すモチーフであり、古代インドのサンスクリット語の「スヴァスティカ(幸福に相見えるという意味)」に由来するそうだ。
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次々に生まれては消えてくJC・JK流行語たち。しかしこうやって去った言葉を眺めていると、当時のカルチャーを鮮明に思い出す……というか、文字が輝いたオーラを纏っているようで気持ちが高鳴るのは僕だけだろうか。大した意味のない空っぽな言葉だからこそ、その分、不特定多数の学生の思い出が詰まっている気がする。そう、なんといっても渋谷は日本の東京なのだから。今年もJC・JKが生み出す流行語に目が離せなそうだ。
<TEXT/お雑煮>