いよいよ明日からクリスマス本番。皆さんはもう“聖夜”を過ごす相手が決まっただろうか。事前に予約したレストランでディナーを取ってシティホテルの最上階で恋人とのんびり過ごす、なんて素敵なプランニングをしている人も多いかもしれない。しかしそんなカップルの華やかさと裏腹に、毎年クリスマス恒例となるのが「ワンナイト・ラブ」だ。
近年では出会い系アプリが若年層にも広がったことで、クリスマスの寂しさを見ず知らずのマッチング相手で埋め合わせる、なんて話も聞くようになった。ここでワンナイトラバーズたち最大の試練となるのが「泊まるラブホ問題」である。
シティホテルは既に予約で埋まっているので、クリスマスイブに少し小洒落たお店で酒を嗜んでラブホへ……なんてことを考えている読者もいるかもしれない。しかし、満室だらけで泊まるあてもなく夜の繁華街を放浪、挙げ句の果てにカラ館でオール。なんて最悪の結末はくれぐれも回避しなければならない……なんとも悩ましい問題だ。しかしワンナイトラバーズ諸君、安心して欲しい。今回はそんな皆さんに向けてクリスマスに泊まれる（かもしれない）穴場ラブホスポットをご紹介しよう。
新宿・渋谷は絶望的。穴場ラブホスポットは……
※画像はイメージです（以下同じ）
まず初めに念押ししたいのが、くれぐれも新宿や渋谷でラブホを探すことだけは避けて欲しい、ということだ。例えば新宿には歌舞伎町から大久保方面にかけてラブホが密集しているため「とりあえず新宿で飲んでおけばなんとかなるだろう」と考えている人も多いかもしれない。しかし答えはその逆。歌舞伎町ラブホはリニューアルや新築で比較的綺麗な物件が多いため、都内きっての人気ラブホスポット。繁忙期には休憩から8−9割型満室が続くなんてことがザラだ。それに学生から熟年不倫カップルまで世代を問わず需要があるため、競争率も極めて高い。
渋谷も地雷スポットだ。渋谷には代官山・神仙の一帯にラブホがあるが、渋谷区ラブホテル建築規制条例や風営法改正の影響で、新規にラブホを建てることができない。そのため2006年ごろから渋谷のラブホの件数は減り続けており、全く供給が見合っていないのだ。2017年にはAmebaTVで「渋谷のラブホでクリスマスの空室が目立つようになった」と報じられたが、先述のように新規のラブホ建築が困難なため、古めかしく汚い“ハズれラブホ”が余っているだけで、清潔な店舗を抑えることは至難の技。甘い気持ちで空室のラブホに乗り込んだら、ヤニ臭い壁紙にスクラッチタイルの狭い浴槽……クリスマスムードもへったくれもない。なんてことがあり得る。
それでは、クリスマスのラブホの本命は何処だろうか……それはズバリ、「東東京エリア」である。
